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「寝起きトンカツ」は若さの証明か?アラフィフが考える朝ガッツリ健康論

「寝起きに揚げ物はちょっと……」 「朝からはそんなに食べられないよ」

同世代(アラフィフ)と話していると、大体この話題で盛り上がります。 一般的に、「寝起きにとんかつや揚げ物を食べられるかどうか」は、胃腸の強さ、ひいては「若さ」を測るリトマス試験紙のように語られがちです。

でも言わせてください。 私、アラフィフですけど全然いけます。 むしろ、朝からカツ丼でも天ぷらでもウェルカムです。

朝の「ガッツリ」は合理的である

「朝からそんな重いものを食べて大丈夫?」と心配されますが、私の持論は逆です。 朝こそ、ガッツリ食べるべきなんです。

ダイエットとエネルギー効率の話

朝食で摂取したカロリーは、これから始まる1日の活動エネルギーとして消費されます。 通勤、仕事、家事……日中動いている間に、食べたトンカツのエネルギーはしっかりと燃焼され、体を作り動かす燃料として使い切られます。

逆に、夜にガッツリ食べるとどうなるか。 あとは寝るだけの状態で大量のカロリーを摂取すれば、使いきれなかったエネルギーは脂肪として蓄積されるだけ。 つまり、「朝ガッツリ」は理にかなったダイエット法でもあるのです。

内臓にも「休息」が必要

医学的な観点からも、夜遅くの重い食事は推奨されません。 寝る直前に食事をすると、睡眠中も胃腸は消化活動を続けなければなりません。内臓が休まらず、血液が消化器官に集中するため、脳や体の疲労回復が妨げられます。

「朝起きた時に胃がもたれている」 「寝ても疲れが取れない」

そう嘆く同世代の多くは、実は加齢のせいではなく、**前日の夜ご飯が重すぎる(または遅すぎる)**ことが原因ではないでしょうか。

朝にガッツリ食べて、夜は消化の良いものを軽く済ませる。 そうすれば、寝ている間に内臓もゆっくり休まり、翌朝は空腹でスッキリ目覚められます。 このサイクルこそが、最高の健康法なのです。

図解:夜遅い食事と軽い夕食の睡眠の質への影響比較

結論:健康だから食えるのか、食うから健康なのか

「寝起きで揚げ物をガッツリいける」というのは、確かに胃腸が元気な証拠かもしれません。 しかし、それは単なる若さ自慢ではなく、「夜に無理をさせていない」という生活習慣の通信簿なのだと思います。

朝からトンカツを美味しく食べられる人は、規則正しい生活ができている人。 そう考えると、朝の揚げ物は「長生きの秘訣」と言えるかもしれません。

とはいえ、何事もバランスが大事。 毎朝トンカツを食べていたら、それはそれで別の数値(コレステロールとか)が気になってきそうですが……。 要は**「朝から食べられるくらいの胃腸のコンディションを保つこと」**が、アラフィフの嗜みということで。