人気VTuberグループ「ぶいすぽっ!」から、1年以上ぶりに新人が2名デビューした。 めでたい話題の一方で、ネットの片隅では相変わらず「前世特定」が静かに、でも超高速で行われてるのを見たんだけど、これ正直怖くない?(笑)
「新人の前世を探せ!」なんて号令がかかったわけでもないのに、SNS上に散らばるわずかなピースを拾い集め、あっという間に「答え」にたどり着く特定班の面々。 その手際を見ていると、恐怖と一緒に「いや、普通にすげぇな……」って感心しちゃう自分がいる。
今回は、このネット特定班の異常なリサーチ能力に焦点を当てて、彼らがもしその能力を正当な職業として活かしたらどうなるの? っていう思考実験をしてみたいと思う。
探偵顔負けの「プロファイリング」技術
彼らが「答え」を導き出すために使った材料って、一見すると何の変哲もない情報ばかり。
- 活動休止のタイミング: 「直前まで活動していて、急に引退・休止した配信者はいないか?」
- ゲームのランク: 「VALORANTのランクがイモータル以上の女性配信者は?」
- 声の波形・癖: 「笑い方や喋り方のイントネーションが一致する」
- SNSの挙動: 「過去のアカウント削除のタイミングと、新アカウント開設のラグ」
これら一つ一つはただの状況証拠でしかないけど、複数を組み合わせることで、候補者が絞り込まれていく。 刑事ドラマに出てくるプロファイリングとか、公開情報から分析を行う**OSINT(オープン・ソース・インテリジェンス)**の手法そのもの。
「ガチ恋」の執念とはまた違う、純粋なパズル解きのような、あるいは獲物を追い詰めるハンターのような冷静さと熱量がそこにはある気がする。
現実世界のリサーチとの共通点
この「材料から仮説を立て、ネットの海から証拠を集めて検証する」っていうプロセスは、現実のビジネスや調査業務でもめちゃくちゃ重要なスキル。 例えば、企業のM&Aにおけるデューデリジェンス(信用調査)や、採用候補者のバックグラウンドチェック、あるいは競合他社の動向調査とかね。
ただ、特定班の恐ろしいところは、それが数多の叡智よる集合知で行われてるって点。 一人が「このランク帯の配信者リスト」を出し、別の誰かが「声の特徴」を照合し、また別の誰かが「過去のアーカイブ」を掘り起こす。 この分散型のリサーチ・ネットワーク、もしかしたらどんな興信所よりも優秀かもしれない。
「ネット限定の探偵」という働き方
ここで提案したいのが、この能力をポジティブな方向に活かす「ネット限定の探偵」っていう生き方。
彼らのリサーチ力は、「守備範囲(特定のジャンル)」において最強を発揮する。 だったら、例えば以下のような業務でその才能を買いたい企業や個人は多いんじゃないかな。
- デジタルタトゥー・クリーナー: 依頼者の過去の恥ずかしい投稿や、削除漏れのアカウントを徹底的に探し出し、削除を代行・アドバイスする。
- フェイクニュース・ファクトチェッカー: 拡散されている画像の元ネタ特定や、デマの発生源を突き止める。
- トレンドの「震源地」特定: バズっている商品や言葉が、どこから火がついたのか、そのインフルエンサー構造を解析するマーケティング調査。
「推しの前世を暴く」っていう行為は、プライバシーの観点からは褒められたもんじゃないし、当事者からすれば恐怖そのもの。 でも、その「検索能力」「推論力」「執念」自体は、現代のネット社会において間違いなく希少な資源。
まとめ:才能は使いよう
見事な仕事だと言わざるを得ない特定班の暗躍。 そのエネルギーの矛先が、「誰かを暴く」ことから「誰かを守る」「真実を明らかにする」方向へ少しでも向いたなら、ネット社会はもう少しだけ生きやすくなるかもしれない。
……とはいえ、やっぱり自分の過去の些細な発言まで掘り起こされるのは「怖い」ことには変わりないけど(笑)。 みんなも、ネットへの足跡(デジタルフットプリント)にはくれぐれも気をつけてね。
