2024年に始まった新NISA。あの時の熱狂から、早いもので2年が経ちました。
「あの時始めておけばよかった」「今からじゃ遅すぎるんじゃないか」 そんな声が聞こえてきそうですが、エンジニア的な視点で冷静にデータを見れば、実は今からでもやるべきことは極めてシンプルであることに気づきます。
まずは私の2年間の振り返りと、これからの「感情を排した」ロジカルな戦略をまとめてみます。

「とりあえずオルカン・S&P500」の2年間は、退屈だが極めて正しい選択だった
結論、この2年間で最も報われたのは、流行りに目もくれず「全世界株式(オルカン)」や「S&P500」に淡々と積み立てを続けた人たちでした。
| 項目 | 概要 | 私なりの解釈 |
|---|---|---|
| 主要指数 | S&P500 / オールカントリー | 右肩上がりのトレンドが継続(一部調整あり) |
| 勝者 | 設定して「忘れていた」層 | 感情が関与する余地を消したのが勝因 |
| 敗者 | テーマ型・レバレッジ商品 | 短期的なノイズに翻弄され、出口を見失った |
この2年で分かったのは、雪だるまの「芯」を作る時期に余計なアレンジは不要だということです。たった2年でも、複利の力が目に見える形で現れ始めるのを実感できました。
エンジニア的投資思考:感情という「バグ」をデバッグせよ
投資において最大の敵は、システム外からの割り込み——つまり「感情」です。暴落時のパニック売りや、暴騰時のイナゴ買い(飛びつき買い)は、長期的なリターンを破壊する致命的なバグです。
これを防ぐために、私たちは投資を「自分自身で走らせるコード」のように捉える必要があります。

- アルゴリズム化(積立設定) : 毎月の積立額とリバランスのルールを、最初から設定して固定します。手動で買おうとするから「迷い」が生じるんです。
- ノイズキャンセリング : SNSの煽り情報は、私たちが扱うべきデータではありません。情報のS/N比(信号対雑音比)を意識し、有益な一次情報以外は遮断しましょう。
- 長期バックテストの信頼 : 過去30年のチャートを見れば、いま目の前で起きている数パーセントの下落など、長い線で見ればただの「サンプリングエラー」のようなものです。
大事なのは、システム(投資信託)を信頼して、例外処理(パニック売り)を書かないことです。
今から参入するなら「王道」という安定したコードを走らせ続けるだけでいい
「もう遅いんじゃないか?」という不安に対しては、「今日が一番若い日であり、最も長く複利の恩恵を受けられる日だ」という答えしかありません。
今から最短ルートで資産形成を始めるなら、以下の3ステップを淡々とこなすだけです。
- 証券口座をUI/UXで選ぶ :
- SBI証券 : 圧倒的な安定感と商品ラインナップ。
- 楽天証券 : アプリの使いやすさとポイント還元が魅力。
- マネックス証券 : 分析ツールが充実。
- コア資産を決定する : 自分のリスク許容度に合わせて、「オルカン」か「S&P500」をポートフォリオの8割以上に据える。ここがメインコードになります。
- サテライトは「デバッグ用」程度に : インド株や仮想通貨は、あくまで少額で「試してみる」程度にとどめます。メインシステムの動作を妨げない範囲で。
So, what’s next?
資産形成は「目的」ではなく、あくまで人生を豊かにするための「手段(ライブラリ)」に過ぎません。
増やしたお金で何をするか? 早期リタイア(FIRE)を目指すのも一つのパスですが、私たちエンジニアなら、あえて「自己投資(スキルアップや最新のガジェット)」に回して、自分自身の入金力を上げるのが一番リターンの高い投資になるかもしれません。
面倒なことを仕組みで解決し、一番やりたいことに集中する。
このブログの基本方針と同じように、お金の悩みもシステム化して、私たちはもっと面白い「モノ作り」や「技術の探求」に時間を使っていきましょう。
