夫婦別姓ってどうなの?メリット・デメリットを比較して考えてみよう

代表選でたびたび挙がる「夫婦別姓」についてのお話。

メリットとデメリットがありますが、社会が適応しないとデメリットが勝ります。やるかやらないかよりも、もし実行した後の日本が混乱しないよう、TVで説明して欲しいですね。

本記事では特にデメリット部分について解説しています。

目次

夫婦別姓のデメリットとは?

日本が夫婦別姓になると起こるデメリットは以下の項目があります。

  1. 子どもの姓の問題
  2. 家族関係の証明が難しくなる
  3. 社会制度との不整合
  4. 家族の一体感への影響
  5. 伝統的な家族間との軋轢
  6. 相続や公的サービスの問題

子どもの姓の問題

両親の姓が別になると、子どもはどちらかの姓を名乗ることに。

”どっちにするか”で揉めそうなのは明らか。

あとは学校の事務処理で、両親の名簿欄で名字がバラバラになるし、姓で呼ぶか名前で呼ぶか判断にも困りますよね。いきなり名前で呼ぶと失礼とおこになる人もいるのでは?

家族関係の証明が難しくなる

親と子の姓が同じであるのが現在の当たり前。

これが崩れると、救急などとっさの状況において子どもと違う姓を名乗られると、「もしかして他人では……?」と思い、身分証明で確認する作業が増える可能性があります。

子どもの姓をあらかじめ知っているなら、他人だけど「親です。迎えにきました」と同じ姓を名乗り、誘拐するHENTAIがあらわれるかもしれません。

社会制度との不整合

これは主に公的書類が対応できなくなるだけの話。

特に戸籍謄本とか一世帯を証明する書類は、姓の欄がひとつであと名前だけ━━てのが多い。ならフォーマットを別姓に対応させるだけですやん……。

公的機関の書式がガラッと変わる可能性があるから、メンドイってのはわかる。

家族の一体感への影響

姓が異なることで、家族の一体感や絆が弱くなる━━という意見。

これはわからないでもないけど、家族は家族ですやん?同姓の価値観を引きずっていると、両親の姓が違うことで「離婚したのかな」とか「片親かな」と見られる可能性はあります。

「◯◯くんのお父さん」「〇〇さんのお母さん」みたいに呼んで、名字は違うんですけどとチクッとされたら理不尽。

伝統的な家族間との軋轢

別姓にすると、育ての両親からすれば子どもの名前が変わらないことになります。

なので、育った家族が別姓を嫌がるのは意味わからなくない?と。財閥系とか超名家の姓を名乗れるのなら話は変わるかもしれない。

これを嫌がるとしたら、無関係の日本愛が強すぎる人でしょうね。

相続や公的サービスの問題

夫婦別姓でクソデカデメリットに挙げられる相続問題。

そういわれるのも、現在できる別姓婚の事実婚を例にしているからです。

事実婚は婚姻届を出さないため、法律的に夫婦と認められてないから、配偶者にならず、相続権が発生しません。でも遺書で相続先を事実婚相手にしているなら話は別。

夫婦別姓は婚姻届を役所に提出するので、戸籍上は内縁の家族と認められています。なので相続権は従来通りなんですけど、弁護士を交えても「本物かな?」と思うわけで、戸籍調査が増えることにはなりそうですね。

同様に公的サービスを受けるさいは、「◯の夫です」「◯の妻です」といって身分証明を出したら、名字が違うとなった時、受付する人がパニくる可能性があります。

別姓になると身分証明がより重要になる

夫婦別姓のデメリットの多くは、名字だけで家族の判断が難しくなること。

いやいや夫婦ですよといっても、その旨が身分証明にないと、証明しようもないじゃないですか。

起こりうる問題の多くは、身分証明に別姓の夫婦である記載がなく、「名字は違うけど家族です」といってくる赤の他人を、身分証明だけでどのように偽物と確認するか……にあります。

簡単に解決するのがマイナカードなどのICチップ。

でもリーダーが使えないと意味ないし、行政以外でそこまで個人情報を読み取る権限を与えていいのかと、セキュリティ上の問題もあります。

個人ではなく家族で対応することがあるから困っている

世界は夫婦別姓のほうが多いわけで、それでも行政は回っています。

古くから”そうだったから”もあるけど、別姓でも世の中が対応しているってことは、行政が個人として見ていることじゃないかなと思います。

日本は”家族”のカードが強いので、急に個人になられても、適応するまで時間がかかるでしょう。

最後に:メリットを少しと個人的な意見

夫婦別姓でメリットに挙げられるのは「平等」です。

夫婦になると、夫の名字になる方が多いじゃないですか。それがジェンダーギャップというのは確かですが、妻側にした場合も同じだよなぁとツッコミたい。

今まで姓で呼ばれていたところ、結婚して「あっ◯になったんだよね」と一言挟んでくるのが面倒に思う人もいたのではないかなと。

個人的には「どう転んでもいいし、どうなっても対応できるから問題ない」の考え。

これが当たり前になると、名字じゃなくて名前で呼ぶほうがスマートになりそう。名前で呼ぶほうがわかりやすいのに、名前で呼んだら「セクハラです」といわれたら理不尽すぎる。

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