マイナ免許証がメリットしかない?そんなわけないでしょうよ

どこかで「マイナ免許証がメリットしかない」と耳にした気がする。

……そうか? そうかな? そうだったらいいな。

確かにメリットはある。

個人的に一番嫌なデメリットがあるので、マイナ免許証についてまだ知らないかたは、ここでちょっと勉強していって!

目次

マイナ免許証のメリットとは?

マイナ免許証のメリットはいくつかあります。

よくいわれるメリット
  1. 免許更新の利便性向上
  2. 携帯しやすくなる
  3. 新規取得時の費用が従来より安くなる

特にあげられているのは、後述する「受付がオンライン対応可能」になることです。

オンラインで免許更新が可能に

免許更新の手続きは、従来だと住んでいる自治体(市)で、免許更新に対応している警察署ですることになります。

マイナ免許証になると、手続きがオンラインでも可能になります

優良運転者なら、家やスマホで講習ビデオを見てから、更新の申請をすることができるように。

そして、住所地外での更新が可能になります

出張が多い職種の人は助かりますし、引っ越したばかりの人や、たまたま外国に居るなども朗報といえるでしょう。

免許の携帯がしやすくなる

免許証がマイナンバーカードと合体することになります。

2枚のカードを持つより、1枚のカードだけのほうがかさばらないですよね。

従来の免許証よりも安くなる

新規でマイナ免許証を取得すると費用は1,550円。

従来は2,050円なので500円ほどの値下げです。

考えられるデメリットとは?

マイナ免許証のデメリットは……まあよくあるヤツですね。

デメリットのほうが多くない?
  1. 情報セキュリティの懸念
  2. 海外での利用制限
  3. システム障害時の影響
  4. 従来の免許証取得費用の増加
  5. 券面パスを忘れていると詰むこともある

情報セキュリティの懸念

マイナ免許証のシステム自体はどうなっているか不明ですが、セキュリティ上の懸念は山盛りです。

誰もがオンラインで更新可能は便利そうだけど、個人情報を一時的にも保存する行政システムに不特定がアクセス可能になるリスクは、かなり大きいといえます。

個人が頻繁に使わないとはいえ、免許取得者が一斉にアクセスしたら……落ちるだろうなぁ。

海外での利用制限

日本の免許証をそのまま使える外国もあります(ハワイ、グアム、サイパンなど)。他は国際免許が必要です。

マイナ免許証は券面が変わるため、以前のようにハワイで使えなくなる可能性があります。

これは政府が通達して、新しい免許証に対応してくれればいいだけの話。

……だけど、マイナンバーカードを見せたところで、普通自動車が運転できるかどうか、外国人が理解できるかどうか不明ですね。

システム障害時の対応

電子マネーが障害で使えない時、けっこうSNSが騒がしくなります。サービスによってはニュース速報が出たりしますね。

それと同様に、オンラインシステムで障害が起きた場合、オンラインでの更新は不可能になるだろう予想はつきます。

そういう時にどうやって対応するのか見ものですね。

システムがマイナ免許証だけで独立していればいいけど、例えば警察署のシステムが丸ごとダウンするような事態になると、なんだか物語がはじまりそうだなと思います。

従来の免許証が高くなる

従来の免許証(notマイナ)を選ぶと費用が2,350円になり、値上げされます。

マイナ免許証の取得は任意です。従来のままが良いならしなければいいし、もしそうなら値上げくらいは享受すべきでしょう。

券面パスワードを忘れていると詰むかも

マイナ免許証は警察がICリーダーで読み込むため、ここで券面パスワード(4桁)が必要に。

これを「知らない」「忘れた」で通すと、公務執行妨害と受け取られる可能性があります。

あとはレンタカーとか、利用者の免許証を確認する必要があるサービスは、マイナ免許証を読み込みする必要があるかもしれないので、ここでもパスワードを忘れていると詰みます。

なので券面パスワードを忘れないようにする生活が強いられます。

ちなみに運用は2025年3月24日からです。

個人的に一番嫌なデメリットがある

マイナンバーカードに運転免許が含まれるのは、証明書がシンプルになっていいとは思う。

でもそれが免許証である以上、運転するには常に携帯する必要性がある

私は車社会な地域に住んでいるので、財布に免許証が入っているのは当たり前なんですよ。

でもマイナンバーカードは携帯しません。

使うのは確定申告と保険証くらいですし、もし落としたらのリスクがでかすぎるから、使う時だけ持っていくし、使う時だけ取り出す感じ。

免許証以外に身分証明書がある人っている?

マイナンバーカードを無くした場合、自治体で申請書を書く必要があるわけですが……。

ここで本人確認資料(運転免許証やパスポートなど)が求められるんですよ。

マイナ免許証はそれが運転免許証になっているわけで、じゃああと本人を証明できる資料ってなんだ……となるわけです。これが一番のリスクだと思っている

じゃあ「本人確認資料」って何があるんだろう?

財務省
本人確認書類とは、どのような書類ですか : 財務省 財務省FAQのうち、国債に関する個別の問答です

ここにある例のほとんどは、今だとマイナンバーカードか身分証明がないと、役所で申請すらできないよね……。まあパスポートがあればいいんですが、マイナに含まれている以外の身分証明がないと、紛失した時に詰みます

特に免許証だったり身分証明を失くす経験がある人は注意しましょう。

最後に:個人的にマイナ免許証はナシ

車に乗る機会がほぼない東京名古屋大阪など都市部済みなら、マイナ免許証でもいいかなと。

でも車社会に住んでいると、マイナンバーカードを常に持ち歩く必要性があるってのが、どうしても嫌だ━━というか面倒くさい。

身分証明で運転免許証がオワコンになるまでは、従来のままで更新するかなと思います。

免許証の写真はどうなるの?

マイナ免許証の顔写真は、マイナンバーの顔写真をそのまま使うかと。

なのでオンライン更新時でも、顔写真の提出は求められないはず。……というか、求められたらそれはそれで理由を聞きたいくらい。

2025年3月24日から施工のマイナ免許証も、しばらくは運転免許の提出時にマイナを出して「ん?」みたいな顔をされるのがしばらく続きそう。

現在のところ、更新とか使い方はわりとどうでもいい。

どんなデザインにしてくるかが重要ですね。マイナのチップに免許情報入れるだけできたら、免許証のままのほうが良い気がする。

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