なんだかんだ、EC利用はAmazonが多い。
注文したら翌日に届くシステムは、現在だと当たり前になっている。けれど、配送システムがどうなっているかを知らない人は多いかもしれない。
そんなAmazonは、新しく全国にデリバリー拠点を増やして、さらなる配送強化をするそう。
DC拠点には新しい雇用が生み出されるわけで、該当する地域に住んでいる人は、給与次第で転職も考えちゃおっかな━━と思っているかもしれないので、調べてみました。
Amazonが全国15箇所にDC拠点を新設する計画
元のニュース記事はこちら。
- Amazonが日本全国15箇所に配送拠点(DC)を新設予定
- 茨木・新潟・三重・長崎・大分・鹿児島は初
- 新しい拠点ができることで、安全衛生管理、ステーションマネージャー、Amazon Flexドライバーなどの雇用創出
- 目的は置き配の強化
15箇所の開設予定時期は記事にあって、来年の話かと思えば、今年開設予定なことに驚き。
なので「8月開設予定」まではすでに稼働済み。
この「DC拠点」がなんなのかを補足するにあたり、Amazonの配送を担うフルフィルメントセンター(FC)とデリバリーステーション(DC)で成り立っていることを軽く説明します。
FC拠点とDC拠点とは?
Amazonの配送拠点はFCとDCに分かれています。
FCはフルフィルメントセンターといって、ECにある商品在庫を保管・管理している巨大な倉庫。注文が入るとピッキングして、DC拠点へ送る役目を担っています。
DCはデリバリーステーションといい、FCから届いた商品を配送ルートごとに仕分けて、配送業者に渡す倉庫のこと。
DCで配送を担当するのは、「Amazon Flex」に登録している個人事業主や、業務委託を担当する宅配業者などですね。
Amazon Flexになるには?
Amazon Flexは個人事業主として配送業務を行うパートナーのこと。
なる条件は人によって厳しめで、特に「黒ナンバーの軽貨物車」を用意するのが面倒ですね。
- 20歳以上であること
- 運転免許証を有していること
- 貨物軽自動車運送事業の届け出が済んでいる軽貨物車または軽自動車を持っていること
- 黒ナンバーの軽貨物車を使用していること
- 必要な保険に加入していること
- スマートフォンを所有していること
- 車検証、自賠責保険証、任意保険証券、就労資格確認書類、銀行口座を所有していること
まあ……Uber Eatsの配送員よりハードルは高いですね。軽貨物がなければ「よっしゃ明日応募するぞ!」とはなれないし、軽自動車があっても黒ナンバーじゃないと無理だしで、事前準備は必要ですね。
ちなみに黒ナンバーの申請は、書類不備がなければ当日でも可能です。
軽自動車があればすぐ出来るし、たとえ無くても、車検有りの軽バンを購入して、名義変更のついでに黒ナンバー申請を済ませておけば、最短1週間以内でFlexメンバーになることも可能です。
気になる安全衛生管理やAmazon Flexの給与事情
世界に名だたるAmazonで働くことは、給与的にキャリアップの可能性を感じません?
DC拠点では、安全衛生管理とステーションマネージャーやピッキング業があります。パート以外の給与体制は、年俸か契約期間がほとんどで、その金額は業務内容に沿っているとは実感しました。
- 年俸:800~1200万円
- 50~100人のチームを管理しつつ、毎日山のように届く商品の配送管理を間違いなく遂行する。繁忙期は300人体制になることも……。
工程はAIに任せているだろうけど、最終チェックは人間の仕事ですし、AIが理解できない「人間の疲労とケアマネ」を担う仕事内容だから、4桁万円前後なのは頷ける。
そして激務と噂のAmazon Flexは、時給換算するとおおよそ1,682円らしく、全国平均を31%は上回っているらしい。
とはいえ、同じエリアで配達員が増えるほど仕事は分散して給与が減る可能性があるし、少なすぎれば配送ブロックが広くなって激務になるし、まったく荷物がないと無給だしで、なかなか安定とはいえない内容ですね。
最後に:Amazonで注文しがち、いつもありがとう❤
ポイントを考えると楽天が有利なんだけど、ECで商品を探す段階でダルいページ構成だから、通販はやっぱりAmazonで落ち着く。
ポイントよりも配送日の確実性よ。
うちの地域はたまに爆走しているFlexを見るけど、自動運転の軽自動車があれば、移動中に他のことしながら配送できるな……と考えてもみたり。
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