何かと話題な「豆腐バー」で、気になることがありまして……。
「1本あたり10gの植物性タンパク質」とあるじゃないですか。
これって、1パッケージあたりのサラダチキンと比較するなら、豆腐とチキンどちらがよりコスパが良いのか━━気になりませんか?
なので調べてみました!
まずは1日に摂取するべきタンパク質の量を把握しよう
1日に摂取することが推奨されているタンパク質の量を、男性と女性で把握します。
年齢・性別 | 推奨量(g/日) |
---|---|
18~64歳・男性 | 65g |
65歳以上・男性 | 60g |
18歳以上・女性 | 50g |
15~17才・女性 | 55g |
これはあくまで目安です。
だいたい体重1kgあたり0.8gを摂ることが推奨されており、例えば体重70kgなら、タンパク質が56g必要となります。
高タンパクで知られる卵1個(約50g)には、5.7gのタンパク質が含まれているので、体重70kgが1日の推奨量を卵だけで補うには、1日10個食べる必要があるわけですね。
卵1日1パック食べるのは、経済的にキツイというか、先に飽きが来ると予想できます。
ダイエットは食事内容が固定されやすく、食べる楽しみを見いだせないデメリットもあります。
その悩みを解消するのが、ダイエット&体作りの定番「サラダチキン」と、新しい選択肢の「豆腐バー」になるわけです。
ではそれぞれのタンパク含有量を調べて、どちらがよりコスパが良いか、探ってみましょう。
豆腐バーとサラダチキンのタンパク質含有量は?
今回比較する対象食品は次のふたつ。
豆腐バーは、検索したらTOPに出てきたAsahicoの「豆腐バー 旨み昆布」。
サラダチキンはプリマハムの、「九州産鶏肉使用 サラダチキン プレーン」。
豆腐バー | サラダチキン |
---|---|
1パックあたり68g | 1パックあたり110~120g |
150円程度 | 260円程度 |
1パックで10gのタンパク質 | 1パックで22.2gのタンパク質 |
必要量には1日5パック以上必要 | 1日3パックで必要量超え |
1日に50g以上のタンパク質を摂ることを考えると━━?
- 豆腐バーは1日に5パックは必要:750円
- サラダチキンは1日に2パック+1/2が必要:650円
ということで、もしそれだけ食べるなら、サラダチキンのほうが優秀だとわかりました。
続いて「1gのタンパク質あたりの価格」に着目。
1gのタンパク質あたりの価格
1gのタンパク質に対する価格を知ることは、1日の必要量にいくらかかるのかを判断する目安になります。
- 豆腐バー:1gのタンパク質あたり 16円
- サラダチキン:1gのタンパク質あたり 12.5円
1日に50g摂りたいなら、それぞれを50倍すればいいわけです。
結果だけ見れば、タンパク質の摂取量に対する費用対効果(コスパ)は、サラダチキンのほうが高いことになりました。
ダイエット効果が高いのはどっち?
ダイエット効果については一概に決めることはできません。
むしろ、「動物性と植物性、どちらでタンパク質を摂る?」で考えるべきでしょう。
菜食オンリーなら、豆腐バーは豆腐よりも効率がいいですし、豆腐バーはありがたい存在です。
特に制限を設けてないなら、サラダチキンで効率を求めてもいいことになります。
豆腐バーは日々不足しがちなタンパク質不足を簡単に補える
豆腐バーの良いところは、料理のワンポイントに使いやすいところかもしれない。
そのまま食べてもいいし、肉料理にプラスしてもいい。
豆腐よりも栄養効率が良く、保存もある程度効くから、ストックしていつでも使えるメリットは大きいと思いませんか?
1日3食のうち、2食で豆腐バーを1本ずつ食べれば、それだけでタンパク質がプラス20gされるわけですよ。
これを肉で補うには、鶏ささみは2本、ウインナーなら4本必要になります。
豆腐バー1本で摂れるタンパク質を肉で補うのは、けっこう量が増えることになるし、費用もかさんでしまうので、節約しながらの体作りには豆腐バーがおすすめだといえますね。
味の種類も豊富ですし、タンパク質不足に悩んでいるかたは、ぜひ豆腐バーを試してください!
まとめ:何を選ぶかは食の選択で決まる
ダイエットで豆腐は定番でしたが、新しく「豆腐バー」が選択肢に加わりました。
植物性タンパク質を摂るなら、豆腐よりは高くなるものの、効率面は優秀ですし、持って食べられる気軽さがヒットの秘訣かと感じます。
毎日忙しくて、料理に時間をさけない方にとって、こういう効率的な栄養食品はありがたい存在ですよね。
スーパーやコンビニで見かけたら、1本食べてみてください。
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