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GoogleのAIコードエディタ「Antigravity」を使ってみた

率直な感想:後発でもこれなのか……

現在はプレビュー版なので、最新GoogleAIのGemini3を使い放題!なメリットはでかい。

話題のGoogle製コードエディターはこちら

VSCodeかCursorを使っているならすんなり受け入れられる

起動時に「VSCode・Cursor・Windsurf」などから設定をインポートできる。エディター部分の話だから、見た目がそれっぽくなるので新規でも入りやすいメリットがある。

操作感はほぼ同じ。チャットモデルはGeminiかSonnetから選ぶ形だけど、増える可能性はあるだろうと。

プロンプトに対してPlanを作成してから実行

これはCursorのPlanモードと似たようなもん。

指示をしたら行動をリストにまとめて、「こうやってやるけどええか?」と要件定義のテキストを作成。それでOKならそのまま実行すればいいし、ツッコミがあればコメントで追記可能。

手間といえば手間……。だけど、1つのアプリケーションとか目標を設定したうえでの実行をするなら、おぼろげながら全体が見えるPlan形式のほうが失敗はすくない。それと、一度に行動できるタスク量も違うしね。

Agent Managerから

AntigravityのAgent Managerの設定画面。なんか見たことあるな。

完成させたい目標があるなら、Agentに目標を設定して、タスクをPlanで作成していって、段階的に作り上げていくのがベストかと。

これはどのAIエディターでも共通ではある。

どんな感じで使えばいいかは、目標を達成する方法をAIに逐一聞けばいい感じ。「どんな感じにしたい?」とか「こんなデザインはどう?」など、AIの提案にリアクションして対話することで、最終的に成果が生まれる━━の認識でOK。

これを活用することができれば、社内システムの不満とかを相談して、解決するプログラムなりアプリを開発すればいいわけですよ。

そんな感じで、現在PCやスマホで不満・不便に感じていることを質問して、その解決策としてエンジニアと対話しながら解決する認識、かな?

推論が長くて速くはない

推論が強すぎて時間がかかってしまう。推論モデル自体は、こちらの意図しないことまでやってくれるメリットはあるけど、余計なものまで追加する可能性も捨てきれない。

だから苦手といえば苦手だし、あらかじめルールとか全体的な行動ルールをプロンプトで決めている自分にとってはいらなかったりする。逆に、非プロンプトエンジニアでフィーリングだけでコード作成したい場合は、推論が必須になると思われる。

なのでノーマル状態のAntigravityは、雰囲気で「こんなの作りたい」と伝えたら、「だいたいこんなもんしょ?」と完成形を提示してくれるので、VibeCoding向けかなと。

まとめ:Antigravityの将来性はどうか

Googleの強みはサービスの多さ。

自分が使っているだけでも、サーチエンジン・スプレッドシート・ImageFX・ドキュメント・フォト・keep・Gmail・Gemini(YouTube要約だけ)・Chromeなどを使っている。

Antigravityからの指示でこれらのサービスに直接繋げることができれば、すんごい便利━━ほどじゃないけど、サービスを股にかけて使っている作業をエージェント化できるなら、作業効率が飛躍的に上がる人もいるんじゃないかと思う。workspaceを活用しているビジネスとかね。

Chromeと繋げる設定項目もあるけど、ブラウザ操作を代わりにやるくらいだから、手動のスクレイピングリサーチを代用するような使い道になるのかな。これはChromeにAIがビルトインされてOpenAIのAtlasみたいになると、また別物として活用しがいが出ると思う。

無料で使い放題のうちにやってみたいことはあるけど、特別"めっちゃすごい"ほどでもないから、なんとも言えない気分になっています。