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Hugo × AI × IDE。複数ブログ運営の「正解」はこれだ

Hugoは静的サイトジェネレータ。ウェブサイト作成といえばWordPress(WP)が主流だけど、個人サイトを「作品」として作るなら、Hugo一択だと僕は思っている。

ようはHTML言語でWebサイトをデザインするアプリケーションだ。 これがGitHubやNetlify、そして何より 最新のAIエディタ(Cursorなど) と組み合わさったとき、爆発的なシナジーを生む。

かつてのホームページビルダーやDreamweaverを懐かしむ人たちへ。 そして、これから自分の城を築きたい人たちへ。

今回は、HugoとAIを使って複数のブログを効率的に運営するための「僕なりの最適解」を共有したい。

なぜAI時代のブログ運営にHugoなのか?

HugoはIDE(統合開発環境)上のターミナルで駆動するから、AIと相性がすこぶるいい。

普段からプログラミングに触れてない人は、WindowsのコマンドプロンプトとかMacのターミナルに触れたこともないはず。 でも、AIエディタを使えば、そんな黒い画面に怯える必要はない。

HugoはMarkdown記法でコンテンツを作成する。 つまり、CursorやVS CodeなどのAIエディタで「 そのまま 」コンテンツを作成し、プレビューし、公開できるということだ。

記事作りはもちろん、レイアウト調整もAIに任せられるし、GitHubへのコミットからプッシュも自然言語で「公開して」と頼むだけ。 サーバーの管理もデータベースのメンテもいらない。ただテキストを書いて、AIに指示するだけ。 このシンプルさが、AI時代のブログ運営には合っている。

1つの画面で管理するのは「地獄」だった

でも、実際にやってみて気づいたことがある。 複数ブログを一括管理できるとはいえ、複数のリポジトリを1つのワークスペースで管理するのは得策じゃない。

最大の敵は「 ディレクトリ移動(cdコマンド) 」だ。

「Aブログの記事を書きたい」と思ったとき、まずターミナルで cd blog-a と打つ。 次に「Bブログの修正をしたい」と思ったら cd ../blog-b と打つ。

これが地味に、本当に地味に「 めんどい 」。

もちろんAIに任せることはできる。「Aブログの記事作って」と言えばやってくれるかもしれない。 でも、AIエディタのチャット欄(コンテキスト)には、Aブログの設定とBブログの設定が混在することになる。

結果、「あれ、これどっちのブログの話だっけ?」とAIが混乱したり、最悪の場合、別のブログの設定ファイルを上書きしてしまうリスクすらある。 Gitを使っているから戻せる雖(いえど)も、心臓に悪いのは確かだ。

Workspace Separation

「コンテキスト(脳みそ)」を節約せよ

たとえAIでも、脳みその容量(トークンウィンドウ)には限界がある。

複数のブログ設定、それぞれの文体ルール(Skillファイル)、過去の経緯。 これら全てを1つのチャットセッションに詰め込むと、AIのメモリはすぐにパンクする。 プロンプトが長ければ長いほど、読み込みコスト(料金)も嵩むし、出力精度も落ちる。

だからこそ、 ブログ(プロジェクト)ごとにリポジトリを分け、ワークスペースも分離する 。 これが正解だ。

こうすることで、AIに読ませるコンテキストは「そのブログに必要なものだけ」に最小化される。 誤爆のリスクも減らせるし、何よりAIの回答がシャープになる。

言葉遣いさえコストになる

さらに言えば、プロンプトの最適化も重要だ。

「〜してください」「〜をお願いします」 丁寧な言葉遣いは美しいけれど、AIにとってはただのトークン消費でしかない。 (もちろん、文脈としての敬語がAIの振る舞いに影響を与える説はあるけれど)

「記事作成。構成案提示せよ」 「公開処理実行」

短くて正確な指示。これがAI時代のコミュニケーションだ。 伝わる文章をシンプルにするのは、慣れないと難しいかもしれないけど、「 AIに伝わる文章はAIに書かせればいい 」ことも忘れちゃいけない。

So, what’s next?

結局のところ、AI × IDE × Hugoでのブログ運営は、「 いかにAIに気持ちよく(効率よく)働いてもらうか 」というマネジメントそのものだ。

君が編集長で、AIが優秀な記者兼エンジニア。 彼らが混乱しないように、職場環境(ワークスペース)を整えてあげるのが、僕ら人間の役割なのかもしれない。

さあ、散らかったフォルダを整理して、AIとの快適な執筆ライフを始めようか。