ObsidianのノートをAIに読ませて、執筆や整理を手伝ってもらいたい。 そんな時、巷で話題のMCPを使うべきか、それともAIエディタで直接開くべきか迷いませんか?
どちらもメリット・デメリットはありますが、重要なのは「あなたが何の生成AIを利用しているか」です。
今回は、私が実際に両方を使い倒して辿り着いた、最もコスパが良く、かつ 思考が止まらない連携術 についてお話しします。
MCP接続は「手軽さ」の裏に潜むコストに注意
Claudeを使っているならMCPでクライアントごと繋ぐ方法があるし、ChatGPTやGeminiでも、チャットベースのAIならMCP経由でツール接続するのが一般的なやり方です。
確かに、一度接続してしまえば「チャット画面から自分のノートを呼び出せる」という万能感があります。 ただ、実際に運用し始めると、いくつかの「細かなストレス」が顔を出してくるんです。
1. 「呼び出す手間」が意外と面倒
プロンプトで「Obsidianのここにあるフォルダからあれ取って」といった指示を毎回することになります。
仮にカスタム指示で設定しておいても、MCPを呼び出すこと自体にトークンを消費するため、コスパが良くありません。
2. ファイル数が増えると検索が重くなる
ファイル数が少ないうちは快適ですが、膨大なデータベースを扱うようになると、MCP検索に時間がかかりやすくなります。
Claudeだとすぐに利用上限に達しやすくなり、作業が止まって発狂しかねない……なんてことも十分にあり得ます。
AIエディタなら「自分専用の脳」をダイレクトにさわさわできる
そこで私がおすすめしたいのが、AIエディタ(CursorやVSCode)でObsidianの作業フォルダを丸ごと読み込ませる方法です。
AIエディタはローカルフォルダを直接読み込むので、Obsidianで管理しているファイルをダイレクトに編集できます。 MCP接続のような「仲介役」を通さない分、動作が極めて軽快なんです。
複数のモデルを使い分けられる汎用性
CursorやVSCodeの良さは、複数の言語モデルを利用できる点と、ウェブに情報が溢れている点にあります。
特にCursorはVSCodeの拡張版のようなものなので、どちらを使っても汎用的なスキルが身につきます。 アップデートが非常に活発で、日々使い勝手が進化しているのも魅力ですね。
Cursorの「.cursorrules」で自分好みの執筆相棒を作る
Cursorを使えば、 .cursorrules というファイルでフォルダごとに固定のプロンプトを設定できます。
Obsidianで複数の話題を取り扱っているなら、フォルダごとに最適化したプロンプトを忍ばせておくのが最強の活用法です。
例えば、メモやウェブクリップを溜めているフォルダがあれば、そこにあるファイルを全部読み込ませて、 「自分の好みの傾向を可視化して」 「ジャンル分けを自動でやって」 といった指示も、AIにルールを作ってもらうだけで自動化できます。
情報収集の最適化に繋がりますし、フォルダごとに役割を固定するほど、AIも整理しやすくなるので作業効率が爆上がりします。
結論:2つのサービスに課金する勇気が「快適さ」を生む
唯一の問題は、チャットベースのAIとAIエディタ、両方に課金するとコストが2倍かかること。 「どちらも使い切らなきゃ」という強迫観念を感じてしまうと、純粋な創作が楽しめなくなるかもしれません。
しかし、そのハードルを越えた先にある「AIが自分のノートを完全に把握している」という状態は、一度味わうと戻れなくなります。
So, what’s next?
まずは、ObsidianのフォルダをCursorで開いてみることから始めませんか? MCPの設定に頭を抱えるよりも、お気に入りのエディタで「直接さわる」快感の方が、あなたの執筆をより遠くへ連れて行ってくれるはずです。