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SEOで権威性が必須な時代:オーソリティサイトの7つの条件

オーソリティ=権威性」のこと。

SEOで1位を獲得するのに必要だし、被リンクを数多く取得するにも重要な要素となる。Googleから「このサイトはあのジャンルでNo.1だな」と認められることは、SEOにとってほまれである。

オーソリティサイトになるための7つの条件とは?

参考:オーソリティサイトになるための7つの条件 など10+11記事(海外&国内SEO情報) | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

2011年の黎明期での7つの条件

  1. 存続期間
  2. コンテンツ数量
  3. 鮮度・更新性
  4. テーマ・専門性
  5. アウトバウンドリンク
  6. インバウンドリンク/ダイバーシティ/クオリティ
  7. コミュニティ

少なくともこれらの7つを実現するようにサイトを組み立てる必要があった。初期設計段階から取り入れて、達成すべき目標として掲げることが、サイトを成長する原動力ともなった。

この情報自体は2011年のもの

2011年はまだSEOも黎明期といったところ。ある程度はブラックボックスの謎が解けてきた時代だが、ブラックハットが有効だったりと、実用とはかけ離れたキュレーションがまだ強かった時代。

初期SEOはコンテンツの多さと更新性が認められていたので、とにかく数を打つ方式が強かった。なので今でも「毎日更新するべき」とアドバイスする人も多い。現在でも有効な手段ではあるものの、今必要とされているのは「コンテンツの質」だったりする。

ウェブサイトもあれから数が増えて、クローラーにAIが導入されたりと、Googleのサーチエンジンは昔と違って「権威」を重要視している。

特にYMYL分野において権威性は必要不可欠な要素となっているが、その権威性をどのように獲得するべきかを知らない人も多いかもしれない。

現代の権威性について(2025年版)

時代とともにオーソリティの定義も進化している。現在求められる権威性は以下の7要素である。

1. 深い専門知識と継続的な学習

特定の分野における包括的な知識と、常に最新の情報を学び続ける姿勢が不可欠です。誰もが簡単にアクセスできる情報だけでなく、独自の洞察や専門的な知見を持つことが重要です。

2. 経験と実績

知識だけでなく、仕事上の経験や具体的な成果が信頼の基盤となります。長期間にわたる実績や成功事例は、オーソリティとしての地位を確固たるものにします。

3. 価値あるコンテンツの提供

ブログ、論文、セミナー、SNSなどを通じて、自身の知識や洞察を積極的に発信し、他の人に価値を提供することが重要です。情報が役立つと認識されることで、頼りになるリソースとして認識されます。

4. 高い誠実性と信頼性

約束を守る、ミスを素直に認める、誰にでも平等に接するなど、誠実な人柄が信頼を生みます。信頼はオーソリティの基盤となる要素です。

5. 明確なビジョンと影響力

その分野の現状を理解し、将来を見据えたビジョンを持つことが期待されます。そのビジョンや意見によって他者の意思決定や行動に影響を与える力が、オーソリティの証となります。

6. コミュニティとの関わり

業界イベントへの参加や、フォロワーからの質問への回答など、コミュニティと積極的に交流することで、専門家としての存在感を高めることができます。

7. 独自のポジショニングと専門分野の特化

広い分野の専門家を目指すよりも、特定のニッチな分野に特化する方が、オーソリティとしての地位を確立しやすい場合があります。自身の強みを理解し、差別化を図ることが重要です。


これらの要素は相互に関連しており、実践し続ける「継続性」が大切。その分野におけるオーソリティとして徐々に認められるようになります。

YMYL分野で監修をAIによる架空人物にするのは可能か?

もし架空の人物を権威のある人物に設定した場合、Googleはどのように判別するのだろうか。

Googleの判定基準

  1. 人物に繋がる"リンク"を参考にしている
  2. 1人で複数サイトからの被リンクを与えても、質が悪いとみなされてペナルティを受ける

基本的に権威性のある人物の判定は、特定分野の学者なら、論文引用の数が参考値とされています。それと同じように、webの世界では「人物へのリンク」が参考値とされています。

ようは「A氏」で検索した場合、どれだけ多種多様の人がその人を参考にしているかを重要視しているということ。

なんだかんだで被リンクが重要

これはブラックハットSEO対策でもあります。

個人でも架空の人物をたてて監修者にしても、架空である限りは現実世界とのリンクが無い。仮に被リンク獲得を金で買ったとしても、そういうサイトは同一ドメインから多方面へのリンクを貼る形になるので、ページ構成を覗き見れば見抜かれやすいです。

そういったリンクサイトはペナルティを受けやすいし、似たような人に似たようなリンクを送っているという背景がわかれば、権威性があるとはみなされない。だから個人で被リンクをでっちあげて監修を立てても、YMYLでの権威性は高くすることができません。

まとめ:そもそも権威性ってなんだ?

SEOにおける権威性は、勲章をもらっているとか何らかの賞を持っているのが前提ではない。

権威がある=特定ジャンルに詳しすぎる

このように考えたほうがいいです。医療系なら医学部を出て医師試験を経て年月から経験を積んで━━が、誰でもわかる権威性。それはごく一部で、別に「庭木の手入れ」でもめっちゃ詳しければ権威だし、本の読み方とかライフスタイルも「オリジナリティを提供した」ような独自性においては、唯一という権威性が認められます。

もっと身近な例でいうなら、学校の部活やサークルで考えてみましょう。運動系と文科系という大きな区分がある。その中から"部"としてひとつひとつのジャンルが違うけど、その部活で1番強いとか、1番詳しいなど他人に認められているのが、webにおける権威性みたいなもの。

だからゲーム攻略サイトでも、「どこよりも早い」とか「どこよりも詳しくて正確」とか「読みやすい」などの特徴が読者からの支持を受けて、それがサイトの評価に繋がります。

特定ジャンルにおける権威性とは、唯一神みたいなものではなく、集団の中にある独自性など突出したタレントに与えられているのです。