YouTubeで広告がウザいなら780円のPremium Liteがいい
YouTubeを使っていると、広告が動画の間にどんどん挟まってくる。スキップボタンを押す指が反射的に動くほどだ。 そんな人に向けて、YouTubeが2025年に新しく導入したのが「YouTube Premium Lite(月額780円)」。 無料版のように広告が連発するわけではなく、**“多くの動画で広告をカットできる”**というミドルグレードのプランだ。
ただし「完全無広告」ではない。ショート動画や一部の音楽系コンテンツでは広告が出ることもある。 それでも、無料版よりは圧倒的にストレスが少ない──これがPremium Liteの立ち位置だ。
Premium LiteとPremiumの違い(比較表)
| 機能 | Premium Lite(780円) | Premium(1280円) |
|---|---|---|
| 広告なし視聴 | 一部広告なし(多くの動画で非表示) | 完全に広告なし |
| バックグラウンド再生 | × できない | ○ 可能 |
| オフライン再生 | × なし | ○ あり |
| YouTube Music | × 広告あり | ○ 広告なし・使い放題 |
| ファミリープラン | × 非対応 | ○ 対応 |
| 月額料金 | 780円(税込) | 約1280円(税込) |
つまり、Premium Liteは「広告削減に特化したライト版」。 一方、Premiumは「機能すべて込みのフル装備版」。 差額500円で得られる“快適さ”をどう評価するかが、この2つの選び方を分けるポイントだ。
先行導入されて半年経った米国ユーザーの声
アメリカでは2025年3月から導入されており、SNSやレビューサイトには実際の使用感が多く投稿されている。その一部を抜粋してみた。
- 「広告が劇的に減って快適。YouTubeを“観る”だけの人なら十分」(Android Authority)
- 「バックグラウンド再生がないのが痛い。ながら聴きには向かない」(Pocket-lint)
- 「広告が完全に消えると思ってたのに、音楽動画では出てくるのが残念」(Reddit)
全体としては、“コスパは良いが用途を選ぶ”という評価が多い。 特にバックグラウンド再生の有無が満足度を左右している。
YouTubeの利用者層別(ライト vs ヘビー)での例
| 利用タイプ | 向いているプラン | 使い方の傾向 |
|---|---|---|
| ライトユーザー | Premium Lite | 動画中心で、作業中や移動中の「ながら聴き」は少なめ。主に画面を見ながら視聴するタイプ。 |
| ヘビーユーザー | Premium | 音楽動画や長時間配信を聴く/バックグラウンド再生で“ながら聴き”が多い。オフライン再生も活用。 |
Premium Liteは“観る派”、Premiumは“聴く派”にも対応したプランと言える。
Premiumプランと500円の差をどう見るか
月500円の差で、得られるのは「バックグラウンド再生」と「オフライン保存」。 この2つは、アプリを長時間使う人ほど恩恵が大きい。 一方で、YouTubeをながら聴きに使わず、単純に広告を減らしたいだけなら、Liteのほうが合理的。
つまりこの500円は、「YouTubeを耳で使うか、目で使うか」の料金差と言える。
ヘビーユースなら1280円のPremiumでは?
画面を閉じても再生が続くバックグラウンド再生は、想像以上に便利だ。 音楽だけでなく、ニュース、解説、Podcast的なコンテンツなど、“聴くYouTube”文化を支えている。
イヤホンユーザーならバッテリー節約にもなるし、移動中や作業中の快適さが段違い。 「ながら聴き」まで求める人にとっては、Premium Liteでは物足りない。 その意味では、ヘビーユース層は1280円のPremium一択になる。
まとめ:バックグラウンド再生が欲しいか要らないかで選択かな
Premium Liteは、無料版のストレスを減らしたい人には最適な“中間プラン”。 ただし、バックグラウンド再生を使いたいかどうかで価値がまるごと変わる。
- YouTubeを“観る”派ならLiteで十分。
- YouTubeを“聴く”派ならPremiumが快適。
結局のところ、780円と1280円の差は、「ながら聴きの自由」に500円払うかどうか。 広告を嫌うか、音を愛するか──あなたはどっち?
https://blog.youtube/intl/ja-jp/news-and-events/introducing-premium-lite/